レーシックHOME » レーシックで失敗しないための7つのチェックポイント

レーシックで失敗しないための7つのチェックポイント

実は10%の人はレーシックできないのです
レーシックの手術前検査を無料で行っているクリニックは増えています。

大学病院などでも数千円~1万円程度で行っているので、日程や予算に余裕のある方は複数のクリニックで適応検査を受診して比較することをおすすめします。多くの方はネットなどを通して情報を得て、手術を受けたいクリニックを選択して検査を受けに行きます。

でも、実はこれってナンセンスなんです。
なぜかというと、自分の目の状態「視力、ゆがみ、瞳孔のサイズ」などを知らずに、クリニックや施術を決めても無意味なのです。WEBで手術をするクリニックを決めるのではなく、適応検査を受けるクリニックを選んで下さい。

ある程度の知識を得たらば、まず適応検査を受けて、自分の目の状態を把握して、その病院ですすめられた施術が本当にベストなのか検討しましょう。そのクリニックにない施術があなたのベストかもしれませんから、疑問点があれば他のクリニックでも検査を受けてみましょう。

適応検査を受ける際に参考になりそうなチェックポイントを7つあげてみました。
 

適応検査の結果について医師からきちんと説明を受けましたか?
生活や年齢を考慮した目標視力の設定を、医師と十分に話し合う時間を持ちましたか?
*視力が上がりすぎて疲れるケースもあり
手術の合併症やデメリットに対する説明を受けましたか?
執刀医は「眼科専門医」ですか?その病院内に一般の眼科診療をできる先生がいますか?
強度の近視や、角膜の厚さが薄い人の場合、レーシック以外の術式も選択肢として検討しましたか?
手術後の定期検査の説明を受けましたか?
術後に問題があった場合には、最後まで治療をすることが期待できる施設ですか?

 

レーシックを受けられない、注意が必要なケース

生まれつき角膜が薄かったり、角膜が弱いなどの条件で手術ができないことがあります。また近視の度数が強い(10D以上)場合には注意が必要です。(個人の「角膜の厚さ」、また「瞳孔の大きさ」による)又1年以内に近視、乱視が進行した方は受けられない場合もあります。

手術が不可能な状態

外眼部炎症、円錐角膜、白内障、内眼部炎症(ぶどう膜炎や強膜炎)、重度の糖尿病・アトピー性疾患、妊娠中・授乳中の女性

要注意

抗精神薬服用者、緑内障、乾性角結膜炎、角膜ヘルペスなど

 

適応検査、術前検査でやるべきこと

術前には以下の諸検査を実施し、エキシマレーザー屈折矯正手術の適応があるか否かについての判断がなされるべきです。

レーシックの適正を左右する4つのポイント

近視・乱視の強度
レーシックで矯正できる近視の度数は最大で-12D程度(近視度数簡易測定)となります。乱視は-5D程度。ただし角膜の厚や瞳孔のサイズにより個人差があります。
角膜の厚さ
フラップ作成後、250ミクロン以上の角膜ベッドを残す必要があると言われています。(施術方法にもよる)角膜が薄い場合は、削れる量に限界がでてしまいます。(過矯正!角膜の削りすぎに注意
瞳孔のサイズ

暗所では瞳孔が大きくなりますが、レーシックの術後に夜間の光りのにじみを感じるところがあります。これはレーザーが照射しきれない部分があるためです。瞳孔が大きい方はこの症状(グレア・ハロ)が出る可能性があります。(参照:瞳孔のサイズ合併症と副作用

眼球の収差
同じ視力でも、見え方には違いがあります。レーシックの術後には コントラスト感度が低下することがあります。収差が大きい方はウェーブフロントレーシック(アイレーシックなど)を検討します。



適応検査・術前検査はクリニックにより実施内容や使用する機材は若干異なりますが、以下の様な検査が行われます。

視力検査:裸眼および矯正視力の測定
ランドルト環 視力検査:裸眼および矯正視力の測定裸眼視力とレーシック手術により、どこまで視力が回復するか検査します。


屈折率(屈折度)、角膜曲率半径測定査 / 角膜径・瞳孔径測定
オートレフケラトメーター「HRK-7000A」オートレフケラトメーターなどをつかって屈折率(近視、遠視、乱視がどの程度あるのか)や、角膜のカーブの状態をみます。角膜径、瞳孔径の測定なども。(画像はオートレフケラトメーター「HRK-7000A」)


細隙灯顕微鏡検査(さいげきとうけんびきょう)
オ細隙灯顕微鏡検査細隙灯とは強い光源の付いた器械のことで、この細隙灯をつけた顕微鏡によって目を拡大し、強い光をあてて、角膜、結膜、水晶体などの状態を検査し、異常がないか診察します。


角膜形状解析
角膜形状/屈折力解析装置 OPD-Scan III角膜の形を測る検査で、角膜の屈折力の分布をコンピューターで解析し、分布図(カラー)にします。この検査で角膜の形状屈折力を把握することができ、乱視の有無や特徴を調べ、レーシックなどの視力回復手術の適応者であるかどうかの判定をすることができます。(画像はOPD-Scan III)トポグラフィーなども。


眼圧検査
ノンコンタクトトノメーター(非接触眼圧計)目の硬さを測ります。空気を吹きつけて測定することで、角膜に触れずに眼圧を測れます。正常値は10~20mmHgでこれより高い場合は緑内障などの疑いがあります(画像はNT-530:非接触眼圧計)


角膜厚検査
超音波画像診断・眼軸長/角膜厚測定装置US-4000最近ではノンコンタクト型の角膜厚検査器もでています。パキメーターと呼ばれる機械で、角膜の厚さを測定しレーシックに必要な角膜厚があるか検査します。(必要な角膜の厚さ)(画像は角膜厚測定装置US-4000)


角膜内皮細胞検査
パラセントラル スペキュラーマイクロスコープ 角膜内皮細胞撮影装置角膜のもっとも内側の層にある細胞である角膜内皮細胞角膜の細胞を数える検査です。角膜内皮細胞を電子映像として撮影するとともに、角膜厚の測定、角膜細密度の計測、など手術に適するかを調べます。一定の細胞数がないとレーシックを受けられません。(画像はスペキュラーマイクロスコープCEM-530)


適応検査が無料で受けられるクリニック
神戸神奈川アイクリニック
札幌市、東京(新宿・恵比寿)、名古屋市、大阪市、神戸市、福岡県(天神・小倉)

品川近視クリニック
札幌市、東京(銀座)、名古屋市、大阪市(梅田)、福岡市(天神)

SBC新宿近視クリニック
東京(新宿)、横浜、大阪