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レーシックの合併症と副作用

レーシックは、技術の進歩とともに、合併症や後遺症の確率は減ってきています。しかし可能性はゼロではありません。発症率が高いものものを中心に、症状と注意点を解説します。

ドライアイ

ドライアイはレーシックをする前から症状がある人も多く、一般的に認知された症状といえます。涙成分の多い目薬をさすことによって対処します。通常から目の渇きを実感されている方は発症する確率は高いです。

ハロ・グレア

夜間の光などがにじんで見えたり、眩しかったりする症状をさします。瞳孔が大きい重い近視の方は起こりやすくなります。暗所では瞳孔が大きくなりますが、レーザーが照射しきれない部分があるとその部分がはみでて夜間の光りのにじみを感じるのです。夜間の車の運転などに影響がでる可能性があります。暗所瞳孔径はレーシックの事前の適応検査で必ず調べるはずです。(ない場合はやめましょう)⇒瞳孔のサイズとハロ・グレア

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不正乱視

フラップ作成の際のシワ、ずれ(フラップ作成ミス)、 角膜の歪みに気付かないまま手術してしまう、レーザー照射のずれなどによって、乱視をひきおこします。しっかりした適応検査をやっているクリニックを選び、より安全なフラップ作成もしくは熟練の医師による手術を選択することにより確率を大きく下げることができます。

角膜拡張症

近視を矯正するために角膜を削りすぎて、薄くなった角膜が眼圧に耐え切れなくなって飛び出してくる症状をさします。非常に稀な合併症ですが、治療が難しく、眼科学会の基準では角膜ベッドを最低250μm残すことになっています。角膜が薄い人や強度の近視の人は注意が必要です。⇒角膜は250μm以上残す

Keratoconus

角膜混濁

角膜が白く濁ってしまい、視界が白くなってしまいます。エピレーシックやラゼックなどのなどのフラップを薄く作るタイプの手術で起こる可能性があります。また術後に紫外線などを多く浴びてしまうことも原因となります。術後の保護などもクリニックの指示に従って怠らないようにしましょう。

サハラ砂漠症候群

フラップの直下に砂模様のような混濁が見られる合併症で、発生率は1万人にひとりといわれています。角膜に歪みが起こり、遠視や不正乱視を引き起こします。半年ほどで収束していきますが、なかなか治らない場合もあるようです。

 

良いクリニック選びのためのチェックポイント